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Information
2006年 03月 10日 ( 金 ) 10:56:59
外科的矯正
外科的矯正-顎変形症に対する外科的顎矯正手術とは
外科的顎矯正手術は
===>
「50年以上も前からやられている安心な手術です。」
「手術は全てお口の中からしますので、顔に傷がつきません」
1.顎変形症とは...
骨の発育により、かみ合わせに異常をきたしているものを総じて「顎変形症(がくへんけいしょう)」と言います。
受け口(下顎前突症)、曲がったあご、上下の前歯の間にすき間ができていて歯がかまない(開咬症=かいこうしょう)といった状態が日本人には多くみられます。ほかには下あごが奥に引っ込んでいる(小顎症)や下顎後退症、顔の中央部の突出感(上顎前突症)や落ち込み感(上顎後退症)がみられます。
最も多くみられるのが、上顎骨の劣成長あるいは下顎骨の過成長によっておこる下顎前突症です。特に、日本人は欧米人より発症率は数倍高いと言われています。
下顎前突症の方(手術前)
手術後1年。同じ方です。何だか性格も明るくなったかな?!
2.原因は?
顎変形症には、遺伝的要素が強いとは言われていますが、原因は不明です。
上・下顎骨の成長のアンバランスによってなるものと、成長期の指しゃぶりや扁桃肥大や鼻疾患による口呼吸などにより生ずるものがみられます。
さらに、顎骨・顎関節部の外傷・骨髄炎などの炎症・顎骨内および周囲の腫瘍や唇顎口蓋裂、巨舌症、Crouzon病によっても正常な顎発育が妨げられたりと、原因は多種多様です。
3.治療法
顎変形症となってしまった場合、つまり骨格的ズレが大きい場合には、歯列矯正専門医により歯並びを治すと伴に、口腔外科で手術によって顎顔面の変形を治し、咬合を改善・回復することになります。
この手術は、
外科的顎矯正手術
と呼ばれ、
その歴史は50年にもなり全世界で同じ術式が行われています。
手術はすべて口の中から行い、一言で言えば、「あごの骨を切り、ずらしてかみ合わせを治す」ということになります。
具体的には、症例によりレントゲン写真や歯型などの分析結果をもとに以下の手術法を選択します。
a
上顎骨切り術
:上顎骨の変形が大きい場合や強度の開咬症や下顎前 突症の方に行います。下顎骨の手術と同時に行うことが多いです。
b
下顎骨切り術
:下顎枝矢状分割術などの下顎移動術。 1957年に発表されて以来、最もポピュラーな顎変形症に対する 手術法です。 出血量は100cc以下、手術時間も2時間程で終了します。
c
歯槽部骨切り術
:ケーレ法などの下顎前方歯槽部移動術で、 歯列の1部分を短期間で移動できます。 顎の骨や顔面の変形が少ない方に有効です。
d
オトガイ形成術
:審美的な要素が大きい手術で 下顔面(オトガイ部)を前に出したり、後ろに引っ込めたり、 短くしたりと形態の改善します。補助的な手術です。
e
仮骨延長法
:下顎小顎症(下顎が全体的に引っ込んでいる)の 患者さんに対して下顎骨を延長(伸ばす)させます。 これは、顔面や下顎非対称の方などにも有効です。
これらの手術を単独あるいは組み合わせて行われています。
たとえば、強度な下顎前突症で下顎骨の後退量が多すぎる症例や上顎骨(中顔面)の劣成長がある症例などは、Le Folt 1型上顎骨骨切り術による上顎骨前方移動と下顎枝矢状分割術による下顎骨後退を同時に行う上下顎同時移動術を行う場合もあります。
4.おわりに
顎変形症の方や歯列不正の方は、食事が十分にとれない、発音がしずらい、人前で歯を出して笑えない、笑っている写真が少ないなど、少なからず心の悩みを持っている方が少なくないのです。
もちろん、食事摂取・咀嚼が不十分であれば病気がちにもなるでしょう。悩みがその人にとって大きければ胃潰瘍にもなります。いつも、伏し目がちなっていれば、暗い人と思われがちです。そのためにも、この様な悩みを持っている方々がいること、そしてそれは治ることを分かりやすく説明できるようにしてあげたいものです。
治療目的はとかく、顔貌や審美的なものにとらわれがちになり、その要求も強くはなってきていますが、本来の目的は、何でもよく噛み食べられる、会話をするといった当たり前のことができるようになることです。
顎変形症の方が術後に「歯と歯が当たって、食べられるって、こんなに素晴らしいことだったんですね。」と言ってくれることが最高の喜びであります。
骨格的ズレが改善され、かみ合せもGood!
-- この記事への外部リンク:
2008/03/09
第1回 歯列矯正
2008/04/02
第2回 歯列矯正�
2008/05/30
第3回 矯正のリ�
2008/07/14
第4回 歯列矯正
2008/10/21
第5回 地元で治
2007/05/30 15:20
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