宇都宮市立のとある高等学校の学校歯科医を担当させていただいている関係から、毎年のことながらこの春も学校歯科健診に行って参りました。健診中に一人の女子生徒から歯並びについての相談を受けましたが、その子は受け口で、下あごが大きい自分の顔を気にしている様子。詳しい相談は私のクリニックにて受けますと伝えたところ、後日その子から矯正治療相談の予約の電話がありました。
思いますに、学校歯科健診に毎年参加していると、歯並び、咬み合わせに問題があって、どう見ても治療が必要と思われる子供たちが何と多いことでしょうか。
こういった子供たちが、自分に口の中の状態にもっともっと関心を持って、先ほどの女子生徒のように自ら率先して治療に取り組んでくれるようになるには、我々矯正歯科医の社会啓蒙への一層の取り組みが必要なのであろうと考えさせられる今日この頃です。
このサイトもそのような我々の取り組みの一助として役立ってくれることを期待しています。 |